2015年6月29日月曜日

外反母趾へのアプローチ方法

今回はよくある疾患へのアプローチ方法として”外反母趾”を取り上げてみたいと思います。

外反母趾は足の親指が傾いてしまう症状です。

訴えは傾きが気になるというケースから痛みに悩まされるケースまでそれぞれです。
総じて女性に多い印象ですが、ランニングを専門にしている人にもよくみられます。

原因の一つとしては先の細い靴を履いていることが挙げられます。
ご承知の通り足先が締め付けられるからです。


ですが原因はそれだけではなく、つま先が外側を向いていることも発症しやすい要因になります。

つま先を外に向けた状態で地面を蹴ると外反母趾を発症しやすい方向に親指の付け根の関節が動かされてしまいます。

実はこの動きの繰り返しで外反母趾がきつくなっていくケースが殆どです。


なのでこの場合、実際に痛みの出てる足の親指だけでなく、お尻の筋肉を緩めることも必要になってきます。

実はつま先が内を向いたり、外を向いたりする動きはお尻(股関節)がコントロールしています。

例えば座ったままお尻に力を入れてもらうと、つま先が自然に外側を向くのがわかると思います。

ですから、お尻の筋肉が慢性的に硬いと、無意識につま先が外側を向いてしまっているのです。

この状態で歩いたり走ったりすると親指の付け根の関節にストレスがかかって、外反母趾を発症しやすくなってしまいます。その上で先の細い靴を履いているとより一層発症しやすくなってしまいます。

ですから外反母趾を緩和させるにはまずお尻を柔らかくすることが必要になります。

外反母趾でお悩みの方はストレッチなどでお尻を柔らかくするようにしてみて下さい。


このように身体は至るところで連動して動くので、結果と原因を分けて考えていく必要があります。

原因を置いといて結果にだけアプローチを施してもなかなか治りにくく、治っても再発することが多くなるのは外反母趾に限らずあらゆる症状に言えることだと思います。

2015年6月3日水曜日

ジストニアの治療研究


ジストニアという疾患をご存知でしょうか?

色々な症状があるのですが、例えば楽器を演奏しようとした際に、勝手に指が曲がったりしてコントロールを失うのが特徴的な症状です。

脳にある身体の動きを司どる領域に異常が生じている事は研究によりわかっているそうですが、何故そうなるのかはまだよくわかっていないそうです。その為、治療法も確立されておらず非常に治療が難しい疾患と言われています。

今の所この疾患はあまり日本では知られていませんが、音楽家に多いヨーロッパではある程度認知されている疾患のようです。

知名度の低い疾患なので日本ではジストニアだと気がつかないで症状に苦しんでいる方も沢山いらっしゃるのではないか、と思います。

この疾患に対して身体の専門家として、音楽に携わる者として何か有効な治療法を確立できないかと思い、パリにある”音楽家の為のクリニック”でジストニア治療の臨床と研究に長年取り組んでいらっしゃるイザベル先生に集中講義をお願いして今日お伺いしてきました。




イザベル先生はヨーロッパを中心に多くの音楽家の治療に携わっておられパリでの臨床の他、毎週ジュネーブの大学でも教鞭を取られてるとの事でご多忙な方なのですが、今回僕の申し出を快く引き受けて下さいました。

今の段階で医学的にわかっている事や発症のメカニズム、治療法のヒントなど臨床と研究の両方の側面から講義をして頂きました。

脳に異常が生じて身体の特定の場所を思い通りに動かせなくなる事は今までにわかっていましたが、現在の研究では間違った身体の使い方を続ける事で脳に混乱が生じてしまうのが原因だということもわかっているそうです。

特にピアノを弾くなど、細かい指先の運動では指の神経を支配している脳の一部分に誤作動が生じやすいそうです。

例えば五本の指に均等に体重をかけて打鍵する事ができないと慢性的に鍵盤をしっかり押せなくなっている指の動きが脳にストレスをかけてジストニアを発症しやすくなるそうです。

なのでまず身体の使い方を正すアプローチが必要になります。指の問題であっても、指だけでなく腕、肩、そして骨盤や足の使い方のレベルから修正が必要になります。

演奏方法を変えたりした時によく発症するとこのことで、特に脱力を意識しすぎると発症しやすいとの話でした。

その理由も解剖学的に説明して頂きとても納得のいくものでした。


発症メカニズムの説明に加え具体的なアプローチ方法の例を数例紹介して下さいました。


引き続き学びを深めながら自分の臨床経験を加えて有効な治療方法を考え出せるように尽力していきたいと思います。


2015年6月1日月曜日

あまたんAC


陸上競技を再開してから1年半ほどになります。

個人競技なので自分の都合でトレーニングをできるのが魅力の一つなのですが、同時に孤独と戦う意志力もなければいけません。僕はそこまで意志が強くないので、月一回は友人と合同練習をしていました。こういう機会があると細々とでもトレーニングを続けられるからです。

僕達がトレーニングをしているのを知り、「自分も!」という仲間が集まり、昨年秋に4人で”あまたんAC"というクラブを設立しました。

兵庫県尼崎(あまがさき)市と丹波(たんば)市出身のメンバーで設立した事がチーム名の由来です。


陸上競技の楽しさを多くの人達に経験して貰いたいと、参加者を募りながら月一回の練習会を続けてきました。

嬉しい事に回を重ねるごとに参加者が増え、今では20人以上の方々に来て頂けるようになりました。

陸上経験者も未経験者も、大人も子供も一緒に同じグランドで楽しめる理想的な部活動になりつつありとても嬉しく思っています。

子供達にとっては陸上競技場で走れる経験は貴重なものになると思いますし、大人にとっては全力で身体を動かす爽快感を思い出して貰える機会になれば、と考えています。

年齢、性別、職種、国籍など多種多様な人達と共に身体を動かす時間を共有する事で、皆さんそれぞれに刺激を受けてくれてるのではないかと感じています。

身体を使って遊びながら、楽しんだり、喜んだり、悔しい思いをして、その気持ちを日々の暮らしに活かせて貰えたら嬉しく思います。

今後は陸上競技に限らず、身体を使って遊ぶ色々なアクティビティを企画して楽しめる機会を作っていきたいと考えていますので、興味をお持ちの方はお気軽にご参加ください。