2015年12月3日木曜日

断食体験記

一昨日からソウルに来ています。 昨日は冷たい雨に今日は雪と、この時期はとんでもなく寒いです。寒いのは苦手なのですがキムチチゲや参鶏湯のおかげでなんとか耐えれています。韓国料理が本当にありがたいです。




最近コンディションが良いので食べても飲んでも体調を崩すことはありません。今は内臓がしっかり働いているからです。加えてどういうメカニズムで体重が増えるのかを正しく理解できたおかげだとも思います。かれこれ15年程度ずっと体重の増加に悩まされていましたが今は全く大丈夫です。これらは全て10月に行った断食の効果だと思います。

断食自体は減量を目的として行った訳ではありませんが、結果的に無理なく減量できていました。興味をお持ちの方が多いテーマだと思いますし(特に減量に関しては)、今回は断食に関しての話を簡単にまとめてみようと思います。




体を動かすのが好きなので以前からよく運動はしていました。にも関わらず減量するのは本当に大変でした。見様見真似で減量に成功したこともありましたが、無理矢理減らしていた為、すぐにリバウンドして前以上に増量してしまう、ということを1~2年に一度くらいのペースで繰り返していました。この場合、食べたいものを我慢して運動量をかなり増やして落としていたのでかなり体に負担がかかっていたのだと思います。その為、目的を達成して気が緩むとコントロールを一気に失ってしまい、ものの2,3週間程度で10kg以上のリバウンドがありました。体が飢餓状態だと認識していた為、増量が早かったのだと思います。このようなやり方が体に良い訳がないことはわかっていましたが、他にアイデアがなかったので大きな陸上の大会前にはこの方法で体を絞って、大会終了後すぐに戻るということを繰り返していました。

ヨガ ・リトリート施設を運営している親戚夫婦に7月にこんな話をしたところ、断食を勧められました。当時は心身ともに疲れが溜まっていて体調が優れなかった為、何とか回復させようとしてた事もあるし、それでいて体重が減るのなら尚良いかと思い挑戦してみることにしました。



断食の目的を一言でいうと”解毒”です。
長年体内に蓄積した不要なものを外に出すのが断食の目的です。体に溜め込んだものがすぐに出てくる訳もないので、その為にはしっかりとした手順を踏む事が必要になります。

実際に断食をしたのは10月の1週間ですが、3ヶ月前から準備を始めます。僕の場合少しスタートが遅く実際には2ヶ月半程度だったのですが断食をすると決めた日から準備を開始しました。まず断食開始の3ヶ月前から朝食をフルーツだけにします。そして2ヶ月前からはそれに加えて昼食をサラダだけに、1ヶ月前からは夕食もベジタリアンにしました。実際には出来なかった日もありますが、9割程度はこのルールのもとに食生活を変える事ができたと思います。


同時にこの3ヶ月間はアルコール、カフェイン、タバコ、精製された砂糖、肉類の摂取も控えます。僕は普段からタバコもアルコールも摂取しないので問題なかったですが、コーヒーや甘い物、肉類は好物だったので大変かと思いましたが意外とすぐ慣れて大丈夫でした。

3ヶ月前までに出来るだけこのルールを守っただけで運動量は普段よりかなり減らしていたにもかかわらず断食開始前の時点で12kg減っていました。



この断食準備期間の目的は主に肝臓の機能を回復させる事です。この3ヶ月間をいかに過ごせるかで実際に断食をする1週間の間に得られる効果が全く異なってきますのでとても重要な期間です。

肝臓は体内最大の解毒器官ですので、こうした食事制限を行い肝臓に負担のかかるものを摂取しないようにして、しっかり解毒の仕事を出来る状態を作るわけです。

解毒に加えて肝臓は体脂肪量のコントロールもしています。なので肝臓が疲労した状態だと本来必要な体脂肪の量を認識できなくなり痩せすぎたり太り過ぎたりしてしまいます。要するにすぐに太る人は肝臓が疲れて体脂肪量のコントロールが出来なくなっているのです。ですから単純に肝臓の疲れをとれば体重は適切なところに自然と落ち着くようになるのです。これが減量出来た最大の理由です。


僕はこの事実を知らなかったのでこれまで減量の際には摂取カロリーや消費カロリーのコントロールばかりしていましたが、大きな勘違いでした。肝臓が疲労したままそんな事をしていたからすぐにリバウンドしていたのだと思います。



このように3ヶ月かけて 肝臓の疲れをとり、解毒しやすい状態を作っておいてから伊豆高原で1週間の断食を行いました。断食といっても実際には1日3回ジュースを飲みますし、水やハーブティーなどは自由に摂取できます。ジュースにお腹の中で膨らむ繊維を混ぜて飲みますので全く空腹感を感じる事はありません(むしろ満腹感が続くくらいです)。

普段のように食事をしてると肝臓はその度に摂取物の処理に追われますが断食期間中は食事をしないので新たに処理する仕事が無い分、解毒の為に集中して力を注いでくれる事になります。加えてこの期間中には毎日2回の腸洗浄も行い宿便の排出も行いますが、何も食べて無いのに驚くほどの量が出ます。結果的にこの1週間で更に5kgほど減量していました。



この期間中は毎日1時間ヨガのレッスンも受けていたのでびっくりするほど身体も柔らかくなりました。


断食期間を終えると驚くほど身体が軽くなり、今までいかに疲労しきっていたのかがよくわかりました。そして味覚も鋭くなり、食事が美味しくなりました。

肝臓の機能が回復したので、今まであまり飲めなかったお酒も飲めるようになりました。先月はフランスに居ましたが、以前からは考えられない量のワインを飲めるようになっていました(まあちょっと飲み過ぎましたが…)。食事も好きなものを食べていますが、内臓が正常に機能している為、暴飲暴食をする事も自然になくなりました(食べる量はまだ多いですが…)。今は好物の肉も甘いものも食べますが、しっかりコントロール出来ているので楽しみながら食事が出来ています。

元気になってはじめて今までいかに疲れきっていたのかがわかりました。この感覚を忘れないように健康管理に気をつけて過ごそうと思います。他にも色々ありますが長くなりすぎたのでこのくらいにしときます。興味をお持ちの方は下記サイトをご覧下さい。


・今回お世話になった伊豆高原のリトリート施設です。
https://sites.google.com/site/yogawithsytze/home/fastingjp

・こちらは断食に関する説明の動画です。
主催するシッツさんより更に詳しい話を聞く事が出来ます。
https://sites.google.com/site/yogawithsytze/home

2015年10月15日木曜日

断食週間

先週から伊豆高原に来ています。

目的は一週間の断食です。断食と言っても完全に食べないわけではなく、フルーツジュースを1日3回とその他、水やハーブティーなどは自由に摂取しています。ジュースの中にシリアムハスクというお腹の中で膨らむ繊維質のようなものを混ぜて一緒に摂取するので、そんなに、というか全くお腹は減りません。

この夏からフリーランスとして生活するようになったので、まず体調をしっかりと整えるべく今回挑戦してみました。

減量が目的ではありませんが、結果的に痩せます。というのも断食開始3ヶ月前から徐々に食生活をコントロールする必要があるからです。

3ヶ月前から朝はフルーツだけ、2ヶ月前からはそれに加えて昼はサラダだけ、1ヶ月前からは更に夜もベジタリアンとしての食事をするので、結果的に痩せるのは当然なのです。

食事を摂らなくなってしばらくすると肝臓が解毒を始めますので、とにかく眠たくなります。日頃他の作業のおかげで手が回らずに出来ない仕事をこの機会にしてくれる訳です。


Bodyworkの仕事も少しだけしているので、その間は気が張って目が覚めますが、それ以外の時間帯はとてつもなく眠たいです。色々やろうと思って準備してきたのですが、無理です。。


一日一回ヨガをする程度でその他の時間はゴロゴロ過ごしてます。しかし何も食べないと本当にやる事が無い。。まあたまにはこういう時間も必要かなと思います。



週明けは東京に行き、関西に二日滞在後韓国です。移動が多いですが、現地で美味しいものを食べれるのを楽しみに日曜日まで頑張ろうと思います。



         西伊豆から見た富士山。つい先日初冠雪したそうです。





2015年7月9日木曜日

喘息疾患への手技療法

 昨年より喘息に対する手技治療に取り組んでいます。

 臨床経験上、喘息を罹患している方々の姿勢に共通性を感じていましたので、そこにアプローチすれば症状を緩和できるのではないかと思ったのがきっかけです。

 その旨をフランスの友人に話していたらヨーロッパで30年以上前から喘息に対する手技治療を研究している協会があると教えてくれたので、学びを深める為に昨年その協会の講習を受けライセンスを取得しました。


 その際に学んだ治療では姿勢の崩れによる気道への圧迫や自律神経の機能低下、神経の誤入力による咳反射等が症状の原因になりますので、これらの要因に対してアプローチを行います。




 さすがに深く研究されているだけあって、習得した手技を使い実際に施術してみたところ確実に効果が出ています。
 
 念の為、クライアントの方々には病院での診察も併用しながら施術を受けて頂きましたが、皆さん症状が改善し薬を飲まなくて良くなりました。

 しかしながらフォローアップは必要なので月に一回程度は施術を受けて頂くようにしています。


 ただし、日本人を対象として施術を行い、十分な効果を出すには色々と考える余地もまだあるとも感じています。

 臨床においては体型や生活環境の違いなども深く考慮しないといけないと思いますので、学んだ理論や技術を参考にしながら東洋医学的な要素等も組み込んで自分なりにアレンジを進めています。

 今後は更に効果が持続できるようにプログラムを洗練させていきたいと考えています。


 喘息を手技療法で治すという発想はあまり無いと思いますが、喘息に限らず一見Bodyworkと関係のない疾患であっても、身体の状態を整える事で症状が改善するケースは実は良くみられます。


 機能は構造に従います。

 なので身体の各部位のあるべきところにあるべきものが納まればそれぞれの器官がしっかり働いてくれます。

 そうした意味でBodyworkは幅広い可能性を秘めていますので、色々と探求していきたいと思っています。

 こうした取り組みが身体の悩みを抱える方々のお力になれれば幸いです。

2015年6月3日水曜日

ジストニアの治療研究


ジストニアという疾患をご存知でしょうか?

色々な症状があるのですが、例えば楽器を演奏しようとした際に、勝手に指が曲がったりしてコントロールを失うのが特徴的な症状です。

脳にある身体の動きを司どる領域に異常が生じている事は研究によりわかっているそうですが、何故そうなるのかはまだよくわかっていないそうです。その為、治療法も確立されておらず非常に治療が難しい疾患と言われています。

今の所この疾患はあまり日本では知られていませんが、音楽家に多いヨーロッパではある程度認知されている疾患のようです。

知名度の低い疾患なので日本ではジストニアだと気がつかないで症状に苦しんでいる方も沢山いらっしゃるのではないか、と思います。

この疾患に対して身体の専門家として、音楽に携わる者として何か有効な治療法を確立できないかと思い、パリにある”音楽家の為のクリニック”でジストニア治療の臨床と研究に長年取り組んでいらっしゃるイザベル先生に集中講義をお願いして今日お伺いしてきました。




イザベル先生はヨーロッパを中心に多くの音楽家の治療に携わっておられパリでの臨床の他、毎週ジュネーブの大学でも教鞭を取られてるとの事でご多忙な方なのですが、今回僕の申し出を快く引き受けて下さいました。

今の段階で医学的にわかっている事や発症のメカニズム、治療法のヒントなど臨床と研究の両方の側面から講義をして頂きました。

脳に異常が生じて身体の特定の場所を思い通りに動かせなくなる事は今までにわかっていましたが、現在の研究では間違った身体の使い方を続ける事で脳に混乱が生じてしまうのが原因だということもわかっているそうです。

特にピアノを弾くなど、細かい指先の運動では指の神経を支配している脳の一部分に誤作動が生じやすいそうです。

例えば五本の指に均等に体重をかけて打鍵する事ができないと慢性的に鍵盤をしっかり押せなくなっている指の動きが脳にストレスをかけてジストニアを発症しやすくなるそうです。

なのでまず身体の使い方を正すアプローチが必要になります。指の問題であっても、指だけでなく腕、肩、そして骨盤や足の使い方のレベルから修正が必要になります。

演奏方法を変えたりした時によく発症するとこのことで、特に脱力を意識しすぎると発症しやすいとの話でした。

その理由も解剖学的に説明して頂きとても納得のいくものでした。


発症メカニズムの説明に加え具体的なアプローチ方法の例を数例紹介して下さいました。


引き続き学びを深めながら自分の臨床経験を加えて有効な治療方法を考え出せるように尽力していきたいと思います。


仮性近視への施術

仮性近視とは? 仮性近視は、眼のレンズである水晶体という組織の厚さを調節する毛様体筋という筋肉がしっかりと働かなくなっていることが原因で発症します。 眼に備わっている水晶体と呼ばれるレンズは、毛様体筋が縮むことで分厚くなり近くがよく見えるようになります。   逆に毛様体筋...