2015年12月3日木曜日

断食体験記

一昨日からソウルに来ています。 昨日は冷たい雨に今日は雪と、この時期はとんでもなく寒いです。寒いのは苦手なのですがキムチチゲや参鶏湯のおかげでなんとか耐えれています。韓国料理が本当にありがたいです。




最近コンディションが良いので食べても飲んでも体調を崩すことはありません。今は内臓がしっかり働いているからです。加えてどういうメカニズムで体重が増えるのかを正しく理解できたおかげだとも思います。かれこれ15年程度ずっと体重の増加に悩まされていましたが今は全く大丈夫です。これらは全て10月に行った断食の効果だと思います。

断食自体は減量を目的として行った訳ではありませんが、結果的に無理なく減量できていました。興味をお持ちの方が多いテーマだと思いますし(特に減量に関しては)、今回は断食に関しての話を簡単にまとめてみようと思います。




体を動かすのが好きなので以前からよく運動はしていました。にも関わらず減量するのは本当に大変でした。見様見真似で減量に成功したこともありましたが、無理矢理減らしていた為、すぐにリバウンドして前以上に増量してしまう、ということを1~2年に一度くらいのペースで繰り返していました。この場合、食べたいものを我慢して運動量をかなり増やして落としていたのでかなり体に負担がかかっていたのだと思います。その為、目的を達成して気が緩むとコントロールを一気に失ってしまい、ものの2,3週間程度で10kg以上のリバウンドがありました。体が飢餓状態だと認識していた為、増量が早かったのだと思います。このようなやり方が体に良い訳がないことはわかっていましたが、他にアイデアがなかったので大きな陸上の大会前にはこの方法で体を絞って、大会終了後すぐに戻るということを繰り返していました。

ヨガ ・リトリート施設を運営している親戚夫婦に7月にこんな話をしたところ、断食を勧められました。当時は心身ともに疲れが溜まっていて体調が優れなかった為、何とか回復させようとしてた事もあるし、それでいて体重が減るのなら尚良いかと思い挑戦してみることにしました。



断食の目的を一言でいうと”解毒”です。
長年体内に蓄積した不要なものを外に出すのが断食の目的です。体に溜め込んだものがすぐに出てくる訳もないので、その為にはしっかりとした手順を踏む事が必要になります。

実際に断食をしたのは10月の1週間ですが、3ヶ月前から準備を始めます。僕の場合少しスタートが遅く実際には2ヶ月半程度だったのですが断食をすると決めた日から準備を開始しました。まず断食開始の3ヶ月前から朝食をフルーツだけにします。そして2ヶ月前からはそれに加えて昼食をサラダだけに、1ヶ月前からは夕食もベジタリアンにしました。実際には出来なかった日もありますが、9割程度はこのルールのもとに食生活を変える事ができたと思います。


同時にこの3ヶ月間はアルコール、カフェイン、タバコ、精製された砂糖、肉類の摂取も控えます。僕は普段からタバコもアルコールも摂取しないので問題なかったですが、コーヒーや甘い物、肉類は好物だったので大変かと思いましたが意外とすぐ慣れて大丈夫でした。

3ヶ月前までに出来るだけこのルールを守っただけで運動量は普段よりかなり減らしていたにもかかわらず断食開始前の時点で12kg減っていました。



この断食準備期間の目的は主に肝臓の機能を回復させる事です。この3ヶ月間をいかに過ごせるかで実際に断食をする1週間の間に得られる効果が全く異なってきますのでとても重要な期間です。

肝臓は体内最大の解毒器官ですので、こうした食事制限を行い肝臓に負担のかかるものを摂取しないようにして、しっかり解毒の仕事を出来る状態を作るわけです。

解毒に加えて肝臓は体脂肪量のコントロールもしています。なので肝臓が疲労した状態だと本来必要な体脂肪の量を認識できなくなり痩せすぎたり太り過ぎたりしてしまいます。要するにすぐに太る人は肝臓が疲れて体脂肪量のコントロールが出来なくなっているのです。ですから単純に肝臓の疲れをとれば体重は適切なところに自然と落ち着くようになるのです。これが減量出来た最大の理由です。


僕はこの事実を知らなかったのでこれまで減量の際には摂取カロリーや消費カロリーのコントロールばかりしていましたが、大きな勘違いでした。肝臓が疲労したままそんな事をしていたからすぐにリバウンドしていたのだと思います。



このように3ヶ月かけて 肝臓の疲れをとり、解毒しやすい状態を作っておいてから伊豆高原で1週間の断食を行いました。断食といっても実際には1日3回ジュースを飲みますし、水やハーブティーなどは自由に摂取できます。ジュースにお腹の中で膨らむ繊維を混ぜて飲みますので全く空腹感を感じる事はありません(むしろ満腹感が続くくらいです)。

普段のように食事をしてると肝臓はその度に摂取物の処理に追われますが断食期間中は食事をしないので新たに処理する仕事が無い分、解毒の為に集中して力を注いでくれる事になります。加えてこの期間中には毎日2回の腸洗浄も行い宿便の排出も行いますが、何も食べて無いのに驚くほどの量が出ます。結果的にこの1週間で更に5kgほど減量していました。



この期間中は毎日1時間ヨガのレッスンも受けていたのでびっくりするほど身体も柔らかくなりました。


断食期間を終えると驚くほど身体が軽くなり、今までいかに疲労しきっていたのかがよくわかりました。そして味覚も鋭くなり、食事が美味しくなりました。

肝臓の機能が回復したので、今まであまり飲めなかったお酒も飲めるようになりました。先月はフランスに居ましたが、以前からは考えられない量のワインを飲めるようになっていました(まあちょっと飲み過ぎましたが…)。食事も好きなものを食べていますが、内臓が正常に機能している為、暴飲暴食をする事も自然になくなりました(食べる量はまだ多いですが…)。今は好物の肉も甘いものも食べますが、しっかりコントロール出来ているので楽しみながら食事が出来ています。

元気になってはじめて今までいかに疲れきっていたのかがわかりました。この感覚を忘れないように健康管理に気をつけて過ごそうと思います。他にも色々ありますが長くなりすぎたのでこのくらいにしときます。興味をお持ちの方は下記サイトをご覧下さい。


・今回お世話になった伊豆高原のリトリート施設です。
https://sites.google.com/site/yogawithsytze/home/fastingjp

・こちらは断食に関する説明の動画です。
主催するシッツさんより更に詳しい話を聞く事が出来ます。
https://sites.google.com/site/yogawithsytze/home

2015年10月20日火曜日

東京での休日

今日は久しぶりに東京でゆっくり過ごす事が出来ました。

昨日まで伊豆高原で断食したおかげですっかりコンディションも良くなり東京に来ました。

体重も大学時代の平均体重くらいまでに減ったので、あとはスプリント能力を上げるべく今朝はまず東京体育館へ。







久しぶりのランニングは少ししんどかったですが、基本動作の習得と柔軟性の向上を目的に1時間程度の充実したトレーニングが出来ました。

1週間毎日1時間ヨガをしていたので身体が予想以上に柔らかくなっていて、今まで感じていた違和感もほとんど無くなり、とても動きやすくなりました。身体が硬いというのはもちろん組織自体の硬さもありますが、ある部分が上手く使えていなかったり、力が入りすぎたりして動ける範囲の制限が生じている事も多々あるのだな、と改めて認識できました。

その後赤坂に移動し、再従兄弟と合流してベヒシュタインのピアノサロンへ。
おそらく初めて?のベヒシュタインのピアノを思う存分弾いてきました。



サロンを管理されている方にお話を伺ったところベヒシュタインのピアノは一音一音がはっきり表現できるとの事。例えばドミソの和音を弾いた際に、ドとミとソの音がそれぞれ独立して聞こえると。道理でメロディーが歌いやすかったはずです。特に強調せずとも自然とフレーズが現れるのでとても演奏しやすかったです。







セカンドブランドのHoffmannや同じドイツで伝統的に一族経営を守り続けているSauterのピアノも弾けました。



後はベヒシュタインの1909年製と1930年製のピアノも!これらはアンティークピアノ独特のコントロールし難さはありましたが、木の温もりを感じる柔らかい音色の魅力は他に代え難いものがあります。個人的には1930年製のものが一番好みでした。少しだけこのピアノでショパンのバラードを弾きましたが、理想の音色ドンピシャでした!いつか欲しい ‼︎でもまずはもう少しちゃんと弾けるように練習しないとダメだな。。



夜はクラシック音楽の殿堂、サントリーホールでソウル・フィルのコンサートに行ってきました。なんとも有難い事にソウル・フィルに在籍するヴァイオリニストの友人が招待し
てくれました。



初めてのサントリーホール。席は舞台の真横で丁度友人の演奏が正面に見える場所でした。今日のプログラムはブラームス。指揮は巨匠チョン・ミョンフンでした。バイオリンとチェロの二重奏曲に圧倒されているうちに1部が終了。2部は交響曲第4番。目前で繰り広げられるど迫力の演奏に身体の震えがとまりませんでした。アンコールではハンガリー舞曲1番を一気に弾ききり大満足の素晴らしいコンサートでした。友人の演奏をずっと見てましたが、とてもしなやかで柔らかい身体の使い方に天性のものを感じました。今度はソロも聞いてみたい。


今日は身体を動かし、美しい音楽に触れとても有意義な時間を過ごす事ができました。
明日からまた頑張ります!

2015年10月15日木曜日

断食週間

先週から伊豆高原に来ています。

目的は一週間の断食です。断食と言っても完全に食べないわけではなく、フルーツジュースを1日3回とその他、水やハーブティーなどは自由に摂取しています。ジュースの中にシリアムハスクというお腹の中で膨らむ繊維質のようなものを混ぜて一緒に摂取するので、そんなに、というか全くお腹は減りません。

この夏からフリーランスとして生活するようになったので、まず体調をしっかりと整えるべく今回挑戦してみました。

減量が目的ではありませんが、結果的に痩せます。というのも断食開始3ヶ月前から徐々に食生活をコントロールする必要があるからです。

3ヶ月前から朝はフルーツだけ、2ヶ月前からはそれに加えて昼はサラダだけ、1ヶ月前からは更に夜もベジタリアンとしての食事をするので、結果的に痩せるのは当然なのです。

食事を摂らなくなってしばらくすると肝臓が解毒を始めますので、とにかく眠たくなります。日頃他の作業のおかげで手が回らずに出来ない仕事をこの機会にしてくれる訳です。


Bodyworkの仕事も少しだけしているので、その間は気が張って目が覚めますが、それ以外の時間帯はとてつもなく眠たいです。色々やろうと思って準備してきたのですが、無理です。。


一日一回ヨガをする程度でその他の時間はゴロゴロ過ごしてます。しかし何も食べないと本当にやる事が無い。。まあたまにはこういう時間も必要かなと思います。



週明けは東京に行き、関西に二日滞在後韓国です。移動が多いですが、現地で美味しいものを食べれるのを楽しみに日曜日まで頑張ろうと思います。



         西伊豆から見た富士山。つい先日初冠雪したそうです。





2015年7月30日木曜日

7月かけっこ練習会

昨年秋に立ち上げた"あまたんAC"では

"大人から子供まで気軽に本格的に楽しめる運動部”

というコンセプトのもと

原則として月1回”かけっこ練習会”というイベントを陸上競技場で開催しています。


練習風景は特に陸上競技をしていた人たちには

記憶の片隅に残る昔の日常の光景かもしれません。

しかし学生生活から長らく離れた今になって同じ事をすると、

何気ないメニューの一つ一つが懐かしさと混ざり合いながら非日常的な体験になり、

そこが面白いポイントだと思っています。


未経験の方々には全てが新鮮に感じられるのではないかな?と思います。

陸上競技場で走れる機会はなかなかないですからね。


今回は走り幅跳びや50m走をしてみました。

もちろん記録測定も有りです。

本格的に踏み切り板やスターティングブロックもピストルも使用しました。


陸上競技経験者も未経験者も大人も子供も皆一緒に

同じグランドで汗を流せるのがとても心地よいです。


今回は特に記録測定ということで、みんな真剣になってました。特に大人が。笑

なかなか大人になってから全速力で動くことはないですからね。



50m走や走り幅跳びの記録測定なんて大半の人は学生の時以来だと思いますし、

色んな意味で楽しんで貰えたようで良かったです。


はっきりと数字で結果が現れるのが陸上競技の魅力の一つです。


数字は嘘をつかないですから、

現状を受け止めて「運動を続けてみよう!」と思うきっかけになれば

何より嬉しいですね。


次回は秋頃に記録会をしてみたいと思いますので、「面白そうだな!」と思う方はどうぞ

お気軽にお越しください。


ちなみに今回は50m6"43
走り幅跳び5m09

が1位記録でした。


そして今回悔しい思いをした方!次回までに頑張っといて下さい!


2015年7月17日金曜日

施術のスタイルに関して

 どのような治療法でも自分自身のフィルターを通して行うので、自分のスタイルに合わせてアレンジする必要があると僕は考えています。

 いかに優秀な施術者から技術を学んでもそれを実際に行うのは自分自身です。知識や技術は様々な手段で学ぶことが出来ますが、そこに自分の経験、哲学、感性といったものを加えて自分なりに消化しないとただのモノマネで終わってしまうと感じています。もちろんそれだけで良い結果が出る事もあるでしょうが、施術者としての根本的な軸を自分なりにしっかりと確立した上で新たな事柄を学ばないと本当の意味で身につかないと思います。

 かつての自分自身がそうでしたが、特に経験も浅く自信がない時期には絶対的な施術方法を探し求めてしまうかもしれません。しかし残念ながらそのようなものは存在しません。もちろん解剖学、生理学、物理学など(どれも完成された学問ではありませんが…)を使って、理にかなったアプローチは必要だと思います。

 そうした普遍的な事柄を踏まえた上でそこに自分の色を加えることができて始めてスタートラインに立てるのではないかと思っています。

 中には感覚だけで処理できるセンスを持った人もいますが、僕は凡人なので色々と知識技術を学びつつ感覚を研いで15年ほどかけて数万症例を診ながら自分のスタイルを作り上げてきました。そして今も毎日変化しています。


 もちろん細かいところはクライアントさんの状態に合わせますが、根本的なところ、例えば「どのような身体の状態を目指すか?」「どのようにしてそこに到達するか?」といった問いに関しては、施術者それぞれの身体感が反映されて当然だと思っています。
施術に個性が強いと人それぞれ”合う合わない”は当然でてきますが、それはそれで良いのです。施術者との相性の良し悪しはあって当然です。

 優れた施術者は守備範囲も広いので、ある程度はどんな人でも合わせられると思いますが、根本的なところで考えが合わないとお互いに時間と労力の無駄に終わるだけです。

 色々なスタイルを経験してみて、その中からご自身にあった施術を受けられる事をお薦めします。



2015年7月9日木曜日

喘息疾患への手技療法

 昨年より喘息に対する手技治療に取り組んでいます。

 臨床経験上、喘息を罹患している方々の姿勢に共通性を感じていましたので、そこにアプローチすれば症状を緩和できるのではないかと思ったのがきっかけです。

 その旨をフランスの友人に話していたらヨーロッパで30年以上前から喘息に対する手技治療を研究している協会があると教えてくれたので、学びを深める為に昨年その協会の講習を受けライセンスを取得しました。


 その際に学んだ治療では姿勢の崩れによる気道への圧迫や自律神経の機能低下、神経の誤入力による咳反射等が症状の原因になりますので、これらの要因に対してアプローチを行います。




 さすがに深く研究されているだけあって、習得した手技を使い実際に施術してみたところ確実に効果が出ています。
 
 念の為、クライアントの方々には病院での診察も併用しながら施術を受けて頂きましたが、皆さん症状が改善し薬を飲まなくて良くなりました。

 しかしながらフォローアップは必要なので月に一回程度は施術を受けて頂くようにしています。


 ただし、日本人を対象として施術を行い、十分な効果を出すには色々と考える余地もまだあるとも感じています。

 臨床においては体型や生活環境の違いなども深く考慮しないといけないと思いますので、学んだ理論や技術を参考にしながら東洋医学的な要素等も組み込んで自分なりにアレンジを進めています。

 今後は更に効果が持続できるようにプログラムを洗練させていきたいと考えています。


 喘息を手技療法で治すという発想はあまり無いと思いますが、喘息に限らず一見Bodyworkと関係のない疾患であっても、身体の状態を整える事で症状が改善するケースは実は良くみられます。


 機能は構造に従います。

 なので身体の各部位のあるべきところにあるべきものが納まればそれぞれの器官がしっかり働いてくれます。

 そうした意味でBodyworkは幅広い可能性を秘めていますので、色々と探求していきたいと思っています。

 こうした取り組みが身体の悩みを抱える方々のお力になれれば幸いです。

2015年7月1日水曜日

全体を診る


体を診る際に

東洋医学的なアプローチでは全体の繋がりを
西洋医学的なアプローチでは部分を細かく

診る事が多いと言えると思います。


それぞれ得意分野が違うので、実際にはその時々で上手く使い分けることができれば理想的だと思いますが、一般に病院では西洋医学を使って治療しますので、全体を診るという視点があまり無いのではないかと感じています。この点を補えるのが東洋医学です。


東洋医学の診断は本来とても幅広いもので、体全体に留まらず時間や季節、場所などの要素までも含めて行います。

更に掘り下げていくと太陽や星の運行まで含んで考えます。

これらは現在では占星術や風水として独立した分野で扱われていますが、元々は占星術や医術の間に区別はありませんでした。


東洋伝統医学では”全体”という概念は自己の体のみで完結するものでなく、自然界を含めて考えます。その大きな世界の一部として体を位置付けますので、こうした外的要因を含めて考察することが正確な診断を行う為に必要不可欠となります。

このように様々な要素を幅広く含めてマクロの視点から”全体を診る”治療法のことを
”Holism(ホーリズム)”と呼びますが、この考え方には上述した自然環境の中における自分の体といった位置付けだけでなく、自分の生活環境全般、例えば友人や家族、職場の人たちとの関わりなど、といった事柄も盛り込まれます。


色々と西洋医学の処方を受けているにも関わらず、あまり症状が改善しない場合は少し視点を変えて"Holism"に基づく東洋医学的なアプローチを試してみるのも良いのではないかと思います。


しかしながら、このような考えに基づき診断、処方を受けても
「日々実際にできるのか?」という点はまた別の問題です。

診断、処方が理論上は正しくてもクライアントの現実の生活にそぐわないと机上の空論で終わってしまい、肝心の効果が期待できず何の意味もありません。

ですから、日常の中で出来る範囲で理想に少しでも近づけることができれば十分だと思います。あまりストイックな目標を設定するのは現実的ではありません。


ヨガをするのも、整体を受けるのも良いと思いますし、もちろん病院で薬を処方してもらったほうが良い場合もあるでしょう。また生活習慣を変えたり、環境を変える事も”Holism”の視点から見ると治療の一つの手段だと言えます。


様々な選択肢から柔軟に、自分にとって最適な方法をその時々で選んでいけば、体とより上手に付き合っていくことが出来ると思います。



2015年6月29日月曜日

外反母趾へのアプローチ方法

今回はよくある疾患へのアプローチ方法として”外反母趾”を取り上げてみたいと思います。

外反母趾は足の親指が傾いてしまう症状です。

訴えは傾きが気になるというケースから痛みに悩まされるケースまでそれぞれです。
総じて女性に多い印象ですが、ランニングを専門にしている人にもよくみられます。

原因の一つとしては先の細い靴を履いていることが挙げられます。
ご承知の通り足先が締め付けられるからです。


ですが原因はそれだけではなく、つま先が外側を向いていることも発症しやすい要因になります。

つま先を外に向けた状態で地面を蹴ると外反母趾を発症しやすい方向に親指の付け根の関節が動かされてしまいます。

実はこの動きの繰り返しで外反母趾がきつくなっていくケースが殆どです。


なのでこの場合、実際に痛みの出てる足の親指だけでなく、お尻の筋肉を緩めることも必要になってきます。

実はつま先が内を向いたり、外を向いたりする動きはお尻(股関節)がコントロールしています。

例えば座ったままお尻に力を入れてもらうと、つま先が自然に外側を向くのがわかると思います。

ですから、お尻の筋肉が慢性的に硬いと、無意識につま先が外側を向いてしまっているのです。

この状態で歩いたり走ったりすると親指の付け根の関節にストレスがかかって、外反母趾を発症しやすくなってしまいます。その上で先の細い靴を履いているとより一層発症しやすくなってしまいます。

ですから外反母趾を緩和させるにはまずお尻を柔らかくすることが必要になります。

外反母趾でお悩みの方はストレッチなどでお尻を柔らかくするようにしてみて下さい。


このように身体は至るところで連動して動くので、結果と原因を分けて考えていく必要があります。

原因を置いといて結果にだけアプローチを施してもなかなか治りにくく、治っても再発することが多くなるのは外反母趾に限らずあらゆる症状に言えることだと思います。

2015年6月3日水曜日

ジストニアの治療研究


ジストニアという疾患をご存知でしょうか?

色々な症状があるのですが、例えば楽器を演奏しようとした際に、勝手に指が曲がったりしてコントロールを失うのが特徴的な症状です。

脳にある身体の動きを司どる領域に異常が生じている事は研究によりわかっているそうですが、何故そうなるのかはまだよくわかっていないそうです。その為、治療法も確立されておらず非常に治療が難しい疾患と言われています。

今の所この疾患はあまり日本では知られていませんが、音楽家に多いヨーロッパではある程度認知されている疾患のようです。

知名度の低い疾患なので日本ではジストニアだと気がつかないで症状に苦しんでいる方も沢山いらっしゃるのではないか、と思います。

この疾患に対して身体の専門家として、音楽に携わる者として何か有効な治療法を確立できないかと思い、パリにある”音楽家の為のクリニック”でジストニア治療の臨床と研究に長年取り組んでいらっしゃるイザベル先生に集中講義をお願いして今日お伺いしてきました。




イザベル先生はヨーロッパを中心に多くの音楽家の治療に携わっておられパリでの臨床の他、毎週ジュネーブの大学でも教鞭を取られてるとの事でご多忙な方なのですが、今回僕の申し出を快く引き受けて下さいました。

今の段階で医学的にわかっている事や発症のメカニズム、治療法のヒントなど臨床と研究の両方の側面から講義をして頂きました。

脳に異常が生じて身体の特定の場所を思い通りに動かせなくなる事は今までにわかっていましたが、現在の研究では間違った身体の使い方を続ける事で脳に混乱が生じてしまうのが原因だということもわかっているそうです。

特にピアノを弾くなど、細かい指先の運動では指の神経を支配している脳の一部分に誤作動が生じやすいそうです。

例えば五本の指に均等に体重をかけて打鍵する事ができないと慢性的に鍵盤をしっかり押せなくなっている指の動きが脳にストレスをかけてジストニアを発症しやすくなるそうです。

なのでまず身体の使い方を正すアプローチが必要になります。指の問題であっても、指だけでなく腕、肩、そして骨盤や足の使い方のレベルから修正が必要になります。

演奏方法を変えたりした時によく発症するとこのことで、特に脱力を意識しすぎると発症しやすいとの話でした。

その理由も解剖学的に説明して頂きとても納得のいくものでした。


発症メカニズムの説明に加え具体的なアプローチ方法の例を数例紹介して下さいました。


引き続き学びを深めながら自分の臨床経験を加えて有効な治療方法を考え出せるように尽力していきたいと思います。


2015年6月1日月曜日

あまたんAC


陸上競技を再開してから1年半ほどになります。

個人競技なので自分の都合でトレーニングをできるのが魅力の一つなのですが、同時に孤独と戦う意志力もなければいけません。僕はそこまで意志が強くないので、月一回は友人と合同練習をしていました。こういう機会があると細々とでもトレーニングを続けられるからです。

僕達がトレーニングをしているのを知り、「自分も!」という仲間が集まり、昨年秋に4人で”あまたんAC"というクラブを設立しました。

兵庫県尼崎(あまがさき)市と丹波(たんば)市出身のメンバーで設立した事がチーム名の由来です。


陸上競技の楽しさを多くの人達に経験して貰いたいと、参加者を募りながら月一回の練習会を続けてきました。

嬉しい事に回を重ねるごとに参加者が増え、今では20人以上の方々に来て頂けるようになりました。

陸上経験者も未経験者も、大人も子供も一緒に同じグランドで楽しめる理想的な部活動になりつつありとても嬉しく思っています。

子供達にとっては陸上競技場で走れる経験は貴重なものになると思いますし、大人にとっては全力で身体を動かす爽快感を思い出して貰える機会になれば、と考えています。

年齢、性別、職種、国籍など多種多様な人達と共に身体を動かす時間を共有する事で、皆さんそれぞれに刺激を受けてくれてるのではないかと感じています。

身体を使って遊びながら、楽しんだり、喜んだり、悔しい思いをして、その気持ちを日々の暮らしに活かせて貰えたら嬉しく思います。

今後は陸上競技に限らず、身体を使って遊ぶ色々なアクティビティを企画して楽しめる機会を作っていきたいと考えていますので、興味をお持ちの方はお気軽にご参加ください。

2015年5月29日金曜日

Bodyworkセッションの進め方

今回は施術に関しての原理原則といいますか、僕自身が

”どういうポイントを意識してクライアントさんの身体にアプローチしているか?"

という点に少し触れてみたいと思います。

実際には西洋医学的、東洋医学的、物理学的にと様々な視点から複合的に考察したものを、出来るだけ単純化して施術をするように努めているのですが、その過程の一部分をお伝えしようと思います。


Bodyworkのセッションに来られる方の目的はそれぞれですが、痛みを取り除きたいというのはよくあるテーマです。

慢性的な痛みとして現れている場合、痛みを感じる場所は結果として痛みを生じているケースがとても多く診られます。

要するに痛みの原因は他のところにある場合がほとんどです。特に筋肉や関節の慢性的な痛みは、身体運動で生じる物理的なエネルギーの流れがどこかで阻害されている場合に現れます。

この場合どのような手順を踏んでアプローチを行うかを説明してみます。


例えば慢性的に腰が痛いとして。


具体例として足首に原因がある腰痛を想定してみます。

足首の捻挫をしっかりと治さなかった為に腰痛になるというのは非常によく診るパターンです。

これらがどう関係してるのか?
と思われるかもしれませんが、例えば”歩く"という日常的な行為を考えてみましょう。


歩く事は全身運動ですが脚の動きに焦点をあてて考えてみると、

足の指、足の甲、足首、膝、股関節

と多くの関節が連動して動く事ではじめて歩く事ができます。

この中で例えば足首が怪我の影響でしっかり伸びない状態になっているとしたら、足首を十分に使えない分を他の関節が頑張ってカバーする事で”歩く"という動きを行います。


この場合よくあるのが股関節に負担が増大するというパターンです。

股関節が足首の分まで頑張る事で疲労し、その周辺の筋肉が硬くなってしまい、それらが骨盤を引っ張り、結果として腰にゆがみがでて痛みを生じてしまうというパターンです。


この際には股関節周囲を緩める事はもちろん必要ですが、同時に動かなくなっている足首の機能を取り戻す事も行わなければいけません。

大体の場合、足首の関節が捻挫した際に少しずれたままになっているので、そのずれを取り除き、長期間動いてなかった事で硬まってしまった周囲の組織を柔らかくし、動かし方を脳に再教育するところまで行います。

加えてご自身でしてもらう機能回復用のプログラムを組み、それを継続して頑張って頂く事も重要な要素になります。

そうしないと腰痛は一時的に緩和されても原因がそのままなので、またいずれ再発する可能性が高くなります。


これは一例ですが、この場合でも足首以外の箇所と腰との関連性も探りながらアプローチを行います。



人それぞれ動きの癖、日常生活での姿勢はもちろんの事、その時々の体調など色々と考慮すべき要素があるので、アプローチ方法は人により異なりますし、同じ人でも毎回異なります。

不具合の発症するメカニズムはとても複雑なので、施術は"その時々の最適な方法"を選択して行うように心がけています。



ただし施術はあくまで改善の手助けにしかなりません。


深刻な症状であればあるほど症状を改善させる為にはクライアントさん自身の頑張りが必要になります。


回復、改善というゴールに向かう行為は施術者とクライアントさんの共同作業だと考えています。


"ご自身の身体と向き合う機会を提供させて頂く"
事が全てのセッションに共通する目的だと僕は考えています。


セッションを通して少しでもご自身の身体に意識を向ける時間を持って頂けたら嬉しく思います。



2015年5月28日木曜日

Bodywork との出会い

今は興味を持つことを色々としていますが、”Bodywork"と呼ばれるいう身体調整を主に行っています。

Bodyworkという言葉はあまり馴染みがないかもしれませんが、いわゆる整体とかヨガとか、心身の調子を整える活動全般のことをこのように呼びます。



僕が身体のことに興味を持ち出したのは、中学生の時から取り組んでいた陸上競技がきっかけです。

短距離走を専門としていましたので、少しでも速く走るために体の事を知ろうと勉強し始めたのが最初でした。

速く走ろうと夢中になり、解剖学や運動生理学、トレーニング理論を学び、毎日厳しい練習に取り組みました。そのおかげで中学3年生の時には100mを11”1で走る事ができるようになり念願だった全国大会出場を果たしました。



しかしその後すぐにひどい肉離れをしてしまい、色んな治療を試してもよくならなかったのが、鍼治療で回復したという経緯で東洋医学にも興味を持ち出しました。

もともと神秘的な事に惹かれるところがあったので、東洋医学という何やら不思議なものに魅力を感じました。


そして高校生の時にはアーユルヴェーダ(インド伝統医学)関連の書籍を読む機会に偶然恵まれ、夢中になって繰り返し読んでいた事を覚えています。

中国医学とインド医学という東洋伝統医学の主流であるこの二つに若いうちに触れる事が出来たのも、のちにBodyworker の仕事を志す大きなきっかけになったと思います。


アスリートとしての自分自身の体への興味と偶然出会った東洋医学。
こうした経験が今の活動の源流にあるのだと思います。



2015年5月27日水曜日

ブログ開設しました

こんばんは。



今まで自分がしてきたこと、これからしていきたいことを整理するタイミングかなと思いブログとして文字に記録する為にこのサイトを開設しました。


僕は自然療法、手技治療、Bodywork、陸上競技、クラシック音楽、旅行、歴史、文化、語学など色々な事に興味があるので、記事に一貫性は出ないと思いますが、自分の軸をしっかりと確立して発信していく為に考える事や経験した事を書いてみたいと思っています。


あまり文章を書くのは得意ではありませんが、書いているうちに少しは上達してくると思いますのでとりあえず書いてみます。何事も実践で鍛える事が大事だと思っていますので。


出来るだけ何らかの役に立つ情報を発信していきたいと考えてます。

しかしながらあまり深刻に考えすぎると、ネタ選びに慎重になりすぎて書けなくなる可能性が高いので、ある程度緩い内容になる事も多々あると思いますがご容赦下さい。



書く内容に関しては時として賛否両論に分かれる事もあると思いますし、どのように感じるかは読まれた方それぞれだと思います。

ただ僕の取り組んでいる活動や考え方の軸、あるいは自らが成長していく過程というものを、ご縁のある方々に知って頂く事も決して無駄ではないかと考えています。

そうした事を知って頂いた上で、公私問わずに広がるご縁もあると思いますし、逆にミスマッチを事前に防ぐことも出来ると思っていますので。



僕の書く事が何か一つでも皆様のお役に立てれば幸いです。



どうぞよろしくお願い致します。